出雲
東京と山陰と結ぶ歴史ある寝台特急
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現在の出雲 |
寝台特急出雲は、東京と出雲市を毎日1往復しています。A1(シングルデラックス)とB寝台・売店があります。 売店は営業していない食堂車の車両を使っていて、ソファもありくつろぐこともできます。 東京〜京都間はEF65、京都〜出雲市間はDD51がそれぞれ牽引しています。 |
基本データ | ||
デビュー | 1956年 | |
最高速度 | 110km(EF65) | |
使用車両 | 24系25形 | |
運行線区 | 東海道本線・山陰本線 | |
運行区間 | 東京〜出雲市 | |
運行本数 | 東京〜出雲市 | 1往復 |
停車駅 | 東京-横浜-熱海-沼津-静岡-浜松-京都-綾部-福知山-豊岡-城崎 -香住-浜坂-鳥取-倉吉-米子-安来-松江-宍道-出雲市 (上りは浜松通過。) |
歴 史 | |
「出雲」という愛称が列車についたのは昭和26年で、それまでの大阪〜大社間の準急を急行に格上げした際に誕生しました。当初は東京〜大阪間を急行「せと」と連結して運行していました。その後、昭和31年には愛称が漢字に変更され、単独運転が開始されています。 「出雲」に転機が訪れたのは昭和36年で、それまでの大阪経由から京都から山陰本線に入るルートに変更され、大阪〜山陰方面の連絡列車から東京〜山陰方面への連絡列車の役割が強くなりました。その後、47年には寝台特急になり、さらに昭和55年には、急行「いなば」が廃止されて出雲が2往復体制になりました。 平成10年のサンライズ登場の際には「出雲3・2号」が廃止され、伯備線経由の「サンライズ出雲」が誕生。従来の「出雲1・4号」は出雲市行きになり、現在の体制になりました。 |
年 表 | |
1951年 | 大阪〜大社間を結んでいた準急を急行に格上げ、東京〜大阪間を急行「せと」と連結して運転。「いずも」の愛称誕生。 |
1956年 | 東京〜大社間単独運転開始。愛称をひらがなから漢字に変更。 |
1961年 | 大阪経由をやめ、京都から山陰本線経由に変更。 |
1972年 | 20系客車を使用して東京〜浜田間の寝台特急「出雲」誕生。 |
1975年 | 使用車両が24系になる。翌年にはさらに24系25形に変更。 |
1978年 | 東京〜米子間の急行「いなば」を東京〜出雲市間の「出雲3・2号」に変更。従来の浜田行きは「出雲1・4号」になる。 |
1991年 | 「1・4号」の食堂車が休止になる |
1998年 | 「サンライズ出雲」運転開始し。「出雲3・2号」を廃止、「出雲1・4号」を出雲市〜浜田間廃止して「出雲」として東京〜出雲市間運転。 |
編 成 表 |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
A1 | B![]() |
B![]() |
B | フリー スペース |
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B![]() |
B |
設 備 | |
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(左)5号車のフリースペース。自動販売機もある。 1号車A1個室シングルデラックスの室内。(右) |