当時の国鉄は、曲線が多い場所でのスピードアップを図るために、３８１系を開発しました。
　曲線でもスピードを落とさないように自然振り子式（カーブにかかると台車が察知し車体が傾きスピードを出す）を採用し、なおかつ機器を全部床下に詰め込み重臣を低くしました。よって天井はパンタグラフ以外目立つものはなくすっきりしています。
登場当初は前面に貫通扉をつけたタイプが登場しましたが、後に非貫通タイプが登場しています。
　この３８１系は最初中央本線の「しなの」に投入され、苦情があった点を修正して「やくも」には伯備線の電化時、「くろしお」にはきのくに線の電化と同時に投入されました。　ＪＲ東海の３８１系は既に定期列車からは引退していますが、ＪＲ西日本では「やくも」系統・「くろしお」系統ともにリニューアルをされて活躍されています。当初なかったパノラマグリーン車も両系統ともに登場しています。