５００系は、航空機や高速バスとのシェア争いをしている山陽新幹線のスピードアップを目的に、ＪＲ西日本が設計し、１９９７年に営業運転を開始し、国内最高の３００ｋｍで運転をしています。
　この５００系は、空気抵抗を減らすために先頭部分が１５ｍものロングノーズになっています。
　しかし、スピードアップを図ったために車体が卵形になり、車内はかなり狭くなっています。特に先頭車の前方は５列設置できずに４列配置になっています。
　３００ｋｍで走行できる５００系ですが、東海道新幹線では地上設備の関係から２７０ｋｍに抑えられているため、ＪＲ東海では増備されず、ＪＲ西日本に９編成のみが在籍しています。
　現在でも、定期列車では「のぞみ」のみの運用に就いていて、東京〜博多間を走行しています。