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700系7000番台

山陽新幹線だけの快適車両。サルーンシートは乗ってみる価値あり!


最高速度 285km
デビュー 2000年
編成番号 E(JR西日本)
編成構成 6M2T
使用列車 ひかり
 1999年3月にデビューした700系を基に、山陽新幹線専用車にしたのが、この7000番台です。
 JR西日本は山陽新幹線のシェア獲得のために、「0系ウェストひかり」を走らせて飛行機や高速バスに対抗してきましたが、0系の老朽化と速度の面から新しい車両を導入することに決めました。そこで、700系を基に独自に設計し、700系7000番台を製造、「ひかりレールスター」としてデビューさせました。

この7000番台は、基本の700系とは違い8両編成で、今までにはなかった車内になっています。まず、指定席は2列×2列の4列で大型のシートを設置。「サルーンシート」と名づけました。そのうち1両は「サイレンスカー」とし、発車すると緊急時以外は車内放送をカットし、車内販売も無言で通り過ぎるようになっています。
 また、指定席各車両のデッキよりの席は「オフィスシート」とし、大型のテーブルとコンセントを備え、車内でノートパソコンを使えるようにしました。
 そして8号車には、コンパートメントを設置しました。
このコンパートメントは完全な個室にはなっていないものの、かなり快適な空間に仕上がっています。
自由席は通常通り5列配置になっていて定員を確保しています。

 ダイヤ面ではその速さを生かし、新大阪〜博多間で一度も「のぞみ」に抜かれないダイヤ設定になっていてスピードアップも図られています。快適な空間であっという間に人気列車になり、指定席のとりづらい列車になりました。

普通車指定席 普通車個室

指定席は、2列×2列

8号車にはコンパートメントがあります

普通車自由席

自由席は3列×2列

ロゴ


3号車と7号車のデッキには、乗り換え案内等が調べられる、「旅指南」が設置されています。


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