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あさま

碓氷峠もラクラク登るハイパワー新幹線!


現在のあさま
 「あさま」は東京〜長野間を最速1時間23分で結んでいる列車です。
 車両は全てE2系で、8両編成での運転です。列車によって停車駅はまちまちで、大きく所要時間が違っています。
 2005年12月のダイヤ改正から全車両禁煙となっています。
基本データ
デビュー 1997年
最高速度 260km
使用車両 E2系
運行線区 東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線
運行区間 東京〜軽井沢・長野
運行本数 東京〜長野 27往復
東京〜軽井沢 1往復
停車駅     東京-上野-大宮-本庄早稲田-高崎-
        安中榛名-軽井沢-佐久平-上田-長野
      (太字駅以外は通過列車あり)

歴 史
 「あさま」は最初に誕生した1961(昭和36)年から今まで、長野県内を発着とする列車の愛称に使用されています。1963(昭和38)年に一度消滅しましたが、1966(昭和41)年から東京と長野を結ぶ列車として活躍しています。
 1966(昭和41)年に特急としてデビューしたときには181系が使用されていました。当時の特急列車は10〜12両編成での運転が中心的でしたが、「あさま」は横川〜軽井沢間にある急勾配の碓氷峠があった影響で8両での運転開始でした。
 その後、順調に増発された「あさま」は新潟県の直江津駅や東京駅にも乗り入れました。1975年には新型の特急車両189系が投入され、やっと12両での運転が開始されました。最終的に在来線特急時代は19往復にまで増発され、多くの人に利用されました。
 そんな「あさま」における一番の転機は1997年の長野新幹線開業でしょう。新幹線開業とともに、「あさま」は活躍の舞台を在来線から新幹線へと変えました。それに伴い、碓氷峠の区間が廃止、さらに長年「あさま」と同じ区間を走っていた特急「白山」も廃止され、「あさま」の新しい時代が始まり、今に至っています。

年 表
1961年 小諸〜新潟間の準急列車に命名される。
1962年 上野〜長野間の夜行準急「妙高」が「あさま」になる。
1963年 急行格上げに伴って愛称変更。一旦消える。
1966年 上野〜長野間の特急列車として一日2往復体制で再登場。
1968年 3往復になり、1往復が直江津駅、1往復が東京駅へと乗り入れ。
1972年 5往復になり、うち2往復は直江津乗り入れ。同年、エル特急になる。
1973年 東北・上越新幹線建設工事のため東京駅への乗り入れをとりやめ。
同年、489系電車が投入される。
1975年 新型の189系電車が投入され、全列車が12両編成に。
1997年 北陸新幹線部分開業と共に在来線特急格上げで運転開始。
主に東京〜長野間を結ぶ。

編 成 表
←東京|長野→
(4号車は指定席になる場合あり)

ダ イ ヤ
下り(長野方面) 上り(東京方面)

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