あかつき
長崎本線を走る唯一の寝台特急。
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現在のあかつき |
あかつきは京都と長崎を結ぶ寝台特急で、京都〜鳥栖間は熊本行きのなは号と併結運転をしています。 A1とB1、B2と開放型B寝台、レガートシートがあり、B1、B2の車両はトワイライトエクスプレスと同タイプです(H17,10の改正で新たにソロを連結。)。レガートシートには女性専用席もあり、3列配置で高速バスに対抗しています。A寝台を利用するとシャワー室が無料で使えます。また、レガートシートの車両にはミニサロンもあります。 |
基本データ | ||
デビュー | 1965年 | |
最高速度 | 110km | |
使用車両 | 14系15形 | |
運行線区 | 東海道本線・山陽本線・鹿児島本線・長崎本線 | |
運行区間 | 京都〜長崎 | |
運行本数 | 京都〜長崎 | 1往復 |
停車駅 | 京都-新大阪-大阪-三ノ宮-姫路-岡山-倉敷-福山-尾道-三原-厚狭-宇部-新山口-下関-門司-小倉-黒崎-博多-鳥栖-佐賀-肥前山口-肥前鹿島-諫早-長崎 (下りは新山口・宇部・厚狭通過、上りは三原・尾道通過) |
歴 史 | |
「あかつき」が登場したのは1965(昭和40)年で、新大阪〜西鹿児島・長崎間で20系客車を使用して14両編成の堂々とした列車でした。長崎編成は鳥栖で電源車を増結していました。 この「あかつき」を含め、当時の関西圏発九州方面行きの寝台列車は、東海道新幹線と接続することで、九州方面への貴重なルートとして、大きく発展することとなります。運転開始から3年後の1968(昭和43)年秋のダイヤ改正を含め、5回のダイヤ改正で「あかつき」は7往復体制にまで増えました。7往復体制の時には、行き先も西鹿児島・長崎・佐世保と3方面で、車両も20系・14系・24系25形と3形式が使用されていました。 しかし、そんな「あかつき」の繁栄は長くは続かず、7往復体制になった翌年の1975(昭和50)年春、山陽新幹線博多駅が開業すると、関西〜九州間の寝台特急は整理され、「あかつき」は長崎本線の寝台特急となり、3往復に縮小されました。 その後も段階的に減便されていった「あかつき」は1986(昭和61)年には1往復になり、2000(平成12)年には佐世保編成廃止、「彗星」との併結運転という形になり、現在に至ります。 |
年 表 | |
1965年 | 新大阪〜西鹿児島(現 鹿児島中央)・長崎間の寝台特急として20系客車で運転開始。 |
1968年 | 新たに新大阪〜西鹿児島・佐世保行きを増発、2往復になる。 |
1971年 | 更に新大阪〜熊本・長崎行きを増発、3往復になる。 |
新大阪〜熊本行きを増発、4往復になる。 | |
1973年 | 更に増発し、6往復体制に。 |
1974年 | もう1往復増発、7往復体制になる。 |
1975年 | 山陽新幹線博多開業に伴い、3往復に縮小。ここで、長崎・佐世保方面行きの寝台特急となる。 |
1978年 | 2往復になり、両列車とも長崎・佐世保行きとなる。(一部筑豊本線経由) |
1984年 | 一部列車で「明星」との併結運転が復活。 |
1985年 | 筑豊本線経由を廃止。 |
1986年 | 1往復体制で長崎・佐世保行きになる。 |
1991年 | 運転区間を京都へと延長。 |
2000年 | 佐世保編成廃止、京都〜門司間で「彗星」と併結運転開始。 |
2005年 | 彗星廃止に伴い、「なは」との併結運転開始。 |
編 成 表 |
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
B![]() |
A1![]() |
B2![]() |
B1![]() |
B1![]() |
B![]() |
指![]() |
7号車のB1はシングルツイン(9170円)、B2はツイン(16320円)です。 シングルツインは5250円の補助ベッド料金を払うと二人で利用することもできます。 10号車の指は3列シートのレガートシートで、指定席特急料金で利用できます。 |
設 備 | |
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14号車のレガートシート。オリジナルのカラーが特徴的。 |
ダ イ ヤ |
下り | 上り | |
京都 | 20:09 | 7:54 |
↓ | ↑ | |
博多 | 5:52 | 22:31 |
↓ | ↑ | |
長崎 | 8:54 | 19:47 |