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885系


デビュー 2000年
最高速度 130km
編成番号 SM(南福岡電車区所属)
使用列車 かもめソニック・きらめき
 特急「かもめ」が走る長崎本線は肥前山口〜諫早間にカーブが多く、スピードアップができませんでした。その対策に振り子式電車を開発、885系としました。かもめ投入は200年、翌年にはソニックにも投入されています。
 外観はドイツの高速列車「ICE」を思わせる形状で、真っ白な車体にかもめ用は黄色、ソニック用は青のアクセントカラーが入っています。かもめ用7編成、ソニック用4編成すべてが6両編成で、室内は全車両革張りで、豪華な応接室を思わせる室内です。グリーン車は3列すべてが独立しており、一見2列席とも見える席も別々に回転させることができるようになっています。普通車は2+2の4列で、テーブルはインアームテーブルで背面テーブルはありません。
 パンタグラフは振り子機能が働いているカーブでも架線から外れないように台車に直結した台車の上に取り付けられています。
 2001年に登場したソニック用の2次車は登場時には5両編成でしたが、輸送力増強のために6両編成に増結されました。かもめ用と編成が同じになったため、「かもめ」が「ソニック」へなどの運用もできるようになりました。
 2003年7月にかもめ号が小江〜肥前長田間で落石に衝突・脱線した事故でSM3編成の4〜6号車が廃車になり、400番台3両が製造されました。製造までの9ヶ月間、885系はギリギリの運用状態が続きました。
グリーン車
グリーン車は1+2列の3列配置ですが、2列側も完全に独立していて別々に回転させることもできます。フットレストがなく、足元が広いので踏ん張りが利かないので変な感じです。(あくまでも管理人の偏見です 笑)
普通車
普通車も前面革張りです。テーブルはインアームテーブルで、背面テーブルはありません。2号車(指定席)にはパソコン用のコンセントもあるので便利です。
(上)2号車のギャラリー。かもめ用は「書」、ソニック用は「画」。編成ごとにことなるのも特徴。
(左下)幕ではなくLEDによる表示。(右下)かもめのエンブレム
(左上)運転席(右上)ソニック用の3号車にあるスペース。BS放送も見ることができる。
(下)ギャラリーにあった絵。

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